クロストーク
組織と事業推進にかける想い
経営層
麻生セメントは、創業から150年以上にわたり、国内のインフラを支える基盤産業として安定した事業を展開しています。
今回は、麻生セメントの生産・営業・財務を担う常務取締役にお集まりいただき、“麻生セメントで働く姿”を具体的にイメージできるよう、様々なお話を伺いました。
「現場での実践を通じて着実に成長できる教育体制」や、「部門間の連携がスムーズで働きやすい風土」など、魅力的なお話がいっぱいです。
これからの社会を支えていく次世代の皆さんに伝えたい、麻生セメントの魅力と働く面白さを、お届けいたします。
プロフィール
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前田 禎夫 さん
常務取締役 生産部長
1995年入社
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三村 哲之 さん
常務取締役 営業部長
1990年入社
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古賀 康夫 さん
常務取締役 財務部長
1989年入社
生産・営業・財務、3つの視点で見つめる現場のリアル
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前田さん
普段から個別では話しますが、3人そろって話す機会は案外ないですよね。
部門は違っても「麻生セメントを支える立場」という点では同じですから、今日はその視点でいろいろ語り合えたらと思います。
ではまず、簡単に自己紹介から。
トップバッターは年長の三村さん、お願いします。 -
三村さん
営業部の三村です。
私は主にお客様との継続的な信頼関係の構築や営業戦略の立案、それに基づいた販売計画の実行を担当しています。ミッションは、良質なサービスで顧客満足を高めながら、販売計画を着実に達成すること。現場の声を聞きながら、お客様のニーズをいかに満たしていくかを日々考えています。
本日はよろしくお願いします。 -
前田さん
営業の最前線で“現場の声を拾う大切な役割”ですよね。三村さんがいるからこそ動きやすいと感じています。
次は古賀さん、お願いします。 -
古賀さん
財務部の古賀です。
財務部は、財務諸表の作成、経営成績の分析、業績予測、予算編成などを行い、ステークホルダーへ報告するのが主な役割です。
さらに、投資委員会の運営も担っていて、経営層への意思決定をサポートする立場でもあります。
私たちのミッションは、経営分析を通じてより強固な経営基盤をつくること。
現場が最大限に力を発揮できるよう、確かな“数字の土台”で組織を支えています。
本日はよろしくお願いします。 -
前田さん
現場は“感覚”で捉えがちな部分がありますから、財務部の皆さんが数字で整理してくれるのはすごく助かっています。
改めまして、生産部の前田です。
生産部は、社会インフラに欠かせない基礎資材であるセメントを、安定した品質で、かつ安定供給することが使命です。
さらに、最近は“産業廃棄物や副産物の有効利用”も重要なミッションになっていて、セメント製造という動脈産業と、廃棄物・副産物の有効利用という静脈産業の両面で、社会貢献できるよう取り組んでいます。
今日はこの3人で、「麻生セメントの現場を支える仕事」について、部門の垣根を越えて語り合っていければと思います。
現場を支える立場として、
大切にしている姿勢とは
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前田さん
それぞれの立場で多くのメンバーを率いておられますが、日々リーダーとして意識していること、大切にしている考え方を教えてください。
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三村さん
まず意識しているのは、「部下が話しかけやすい雰囲気をつくること」です。
営業は変化の激しい仕事ですから、“相談しやすい環境を作っておくこと”が成果にもつながると思っています。
加えてリーダーとしては、目的や目標に向かってしっかり組織を導くこと。
そして困難な場面に直面したときは、組織を後押しできるようサポートすることを心がけています。 -
前田さん
営業はお客様との関係性づくりも含めて、常に緊張感のある部署ですよね。時間的にもタイトな中で、部下との信頼関係を築いてこられた三村さんはすごいなといつも感じています。
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古賀さん
私も、「対話」を大切にしています。数字を扱う立場だからこそ、数字だけで判断しないように気を付けていますね。結果だけを見るのではなく、その背景にあるプロセスを一緒に考え、理解することを心がけています。
また、管理部門として“意見の言いやすい雰囲気”をつくることにも力を入れています。様々な視点からの気づきを得られる環境を整え、メンバーが成長できる場にしたいと考えています。 -
前田さん
お二人のお話は、非常に参考になります。
私が所属する生産や技術の部門には理系が多く、強いこだわりを持つ人も少なくありません。だからこそ、より丁寧にメンバーの意見を聞くことを心がけていて、そのうえで、自分で考え、自分の意見を持ってもらうことを大切にしています。
自分の意見が間違うこともあります。分からないことも当然あります。でも、それを一つずつ解消しながら掘り下げていくことで、技術者としての成長速度は大きく変わります。
「わからない」と言える環境こそ成長できる環境であり、結果としてミスの防止にもつながると考えています。 -
古賀さん
なるほど、そうですね。分かります。
私は「教える前に、一緒に考える」ことを意識しています。
若手が意見を出してくれたときには否定せず、「その考えもあるね」と受け止めます。
財務が扱う数字は、現場の皆さんの努力が形になったものですから、数字だけを見るのではなく、その奥にある物語を広い視野で俯瞰的に捉えるようにしています。 -
三村さん
若手といえば、当時入社2年目の社員のことをよく覚えています。
⼈事異動の関係で、突然⼀⼈で仕事を任されるような⽴場になったのですが、1〜2か月ほどで驚く成長を見せてくれました。たぶん、最初は不安もあったと思います。
しかし、自信を持って仕事に取り組む中で、成長したのだと思います。
彼の姿を見て、「任せることの大切さ」を実感しましたね。 -
前田さん
その社員とは、私も一緒に仕事をしたことがあります。先日久しぶりに仕事で関わることがあったんですが、見違えるほど頼もしくなっていて驚きました。数多くの経験を積み、大変なことも経験したのだと思いますが、その分しっかりと成長してくれていますよね。
部署は違っても共通する、
“強いチーム”づくりの視点
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前田さん
組織を動かすうえで大切にしていることや、チームを強くするために意識していることはありますか?
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三村さん
営業では、やはり“モチベーションの維持と向上”が重要だと思っています。成果が出にくい時期もありますし、一人で抱え込むと気持ちが折れてしまう職種だと感じます。
だからこそ、相談しやすい環境づくりと、チームでカバーする体制を常に意識しています。
具体的には、目標や進捗について上司と話す“1on1”を定期的に設けること。そして、この場ではオープンマインドで、積極的に意見を出してほしいと伝えています。早く共有してもらえれば、難しい壁にも次の手を打つことができますし、上司もチームもサポートができます。共有することが、結果的に自身の成長にもつながると考えています。
ミスは責めるものではありません。チームでしっかりカバーをする。それを意識しています。 -
古賀さん
組織は“人の集合体”だからこそ、個人の成長が組織を強くすると考えています。
そのためには、いろいろな意見を言い合える空気が欠かせません。誰かのふとしたひと言がヒントになって、次の成長につながっていく。そんな循環をつくりたいと思っています。 -
前田さん
生産や技術の領域は、同じ組織内でも専門性がかなり違うところが多いと感じます。そこで、チームを強くするためには、まずは部内のコミュニケーションをしっかり取ること。そして、リーダーが主体性を持ってチームを牽引することが大切だと考えています。
専門性の異なるものが集まる部署内のコミュニケーションは難しいところもありますが、それぞれのチームが強くなれば、チームを超え、別のチームとも喧々諤々しながら前向きな議論ができますし、結果として“生産部門全体の最適化”につながるものと思います。
各部門の強みを持ち寄れば、全体が底上げされますから、ひいては会社全体を強くするための基盤にもなるのではないでしょうか。 -
古賀さん
うちの部署は若手がとても多いんです。だからこそ、話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。とはいえ、特別なことをしているわけではなく、自然とそんな雰囲気が生まれていますから、これは社風そのものが影響しているのかもしれません。
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前田さん
技術職では、私が考える答えとまったく違う視点が、若手から出てくることもよくあります。
そこで日頃から、「これどう思う?」「何が原因かな?」といった声かけを意識的に行っています。
そうすると、自分では気づけなかった課題が見えてきたり、改善策の提案につながるなど、お互いの視点が広がる良い機会になるんですよね。 -
三村さん
営業では、まずは“明るく、話しやすい雰囲気”を大切にしています。
営業は20数名ほどの規模なので、全員の顔が見える環境です。一人ひとりの状況も把握しやすいですね。だからこそ、相談しやすい空気をつくりつつ、現場が動きやすくなるよう「ここは支店の判断に任せよう」と、役割を明確にしていきます。
“共生しやすい土壌を整える”という感じですね。
変わりゆく時代の中で、
事業を前に進めるための視点
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前田さん
麻生セメントの事業は、長い歴史の中で社会インフラを支えてきましたよね。
今、社会情勢が変わる中で、一つひとつの業務を“より良く”していく積み重ねが続いていると感じています。
そこで、これからの事業推進、そして次の一歩として意識していることをお聞かせください。 -
三村さん
営業の現場では「お客様の課題を解決し、ニーズを満たすこと」が、テーマとなります。
お客様のニーズも社会の動きも日々変化していきますから、情報を集めて業界のこれからを予測する。そのうえで準備をして、変化に対応していくことが大切だと考えています。
環境やCO₂の問題など、これから変わっていかなければならない部分も多いですが、そこをしっかり予測して、的確に対応していく。そういう一歩一歩の積み重ねが、事業推進につながると思っています。
営業では、お客様との“信頼関係をどれだけ深められるか”が軸となります。
数字よりも、まずは誠実な対応。
それが、新しい案件や次の仕事につながりますから、これからも大事にしていきたいですね。 -
古賀さん
財務面ではKPIを意識しています。KPIとは、目標を数値化し、ゴールを明確にして取り組む手法です。
予算などを指標として見える化することで、
・どこが達成できているか
・どこがまだ弱いか
・さらに伸ばすべき部分はどこか
といった点を冷静に分析できるんですよね。
そして得られた数字をもとに、生産部門や販売部門の改善へつなげる取り組みも進めています。
現場での取り組みを正しく評価し、改善につなげていくことが財務の役割です。
“数字で現場を支える”という視点を、これからも大事にしていきたいと考えています。 -
前田さん
生産部門は、カーボンニュートラルへの対応など、今が一番技術面で難しい時代に入ってきていると感じます。
私は入社して30年になりますが、変わらなければいけないタイミングとしては今が最も大きい気がしますね。
社会の考え方や、世界情勢が大きく変化する中であっても、“安定した品質を安定して供給する”という使命は変わりません。その使命を守り続けるためにも、大胆に変わるべきところは変わっていく。それが次の一歩につながると考えています。
守るだけではなく、より高精度な管理や分析を積み上げていくこと。そして、確かな技術を次の世代に引き継ぐこと。そんな意識で日々の業務に取り組んでいます。
ところで、これまでに比べて、今は本当に“大きく変わっていく時期”だと感じますが、お二人はどうでしょうか? -
三村さん
そうですね。需要の変化やカーボンニュートラルへの対応など業界を取り巻く環境は大きく変化しており、持続可能な社会の実現に向けて、私たちの技術や取り組みの重要性が高まっています。
また、最近は社会情勢的な値上げなど、販売価格の改定もあり、取り組むことが増えました。
ただ、こうした課題を一つずつ解決していくことで、会社の運営も安定していきますから、やりがいを感じています。しっかりと進めていかないといけないですね。 -
古賀さん
昔に比べると、仕事の進め方も環境も本当に大きく変わりました。 私が入社した頃はまだ伝票を手書きしていた時代でしたが、今では一人一人がパソコンを持ち、システム化によって紙を使うこともほとんどなくなりました。 これからも生成AIなどの新しい技術を積極的に取り入れ、変化に対応していく必要があると感じています。
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前田さん
全体的にDX化やカーボンニュートラルが全ての課題ですよね。
遅れをとっている部分もありますが、できる限り早く対応していかなければいけないと感じています。
麻生セメントで働いて感じる、
変わらない魅力について
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前田さん
麻生セメントに入社して、あらためて感じる“会社の良さ”ってどんなところでしょうか?
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古賀さん
やはり、「人がいい」というのが一番にきますね。
皆さん思いやりがあり、誰かのために自然と動ける人ばかりです。財務の視点で見ても、その誠実さはどの部署も共通だと感じます。
利益だけを追うのではなく、“信頼を積み上げる”ことを大切にしてきたのが麻生セメントです。この文化が大きな強みであり、今の麻生セメントを支えていると思います。 -
三村さん
私も同じく、「人の温かさ」ですね。
部署を越えて助け合う文化がしっかりあって、それがお客様からの長年の信頼につながっていると思います。
まず、皆さんの顔が見える組織であるということ。部署を超えて、個人単位での交流が自然に起きて、それがスピーディな情報共有となり、結果として“誠実な対応”に結びついています。
そして、長い歴史で培ってきた経営哲学と信頼もありますね。
この2つが、麻生セメントの大きな強みだと思っています。 -
前田さん
確かに、地元企業としての“福岡愛”が強いですよね。
どの部署も、本当によく頑張ってくれています。
会社の規模感がちょうどよく、人の顔がよく見えることが、働くうえでの大きな魅力ですね。
技術面で言うなら、“やりきる力”がある会社ですね。
一度決めたことを地道にやり抜く、その継続力が品質にも現れていると思います。 -
三村さん
本当に真面目でコツコツと仕事に向き合う社員ばかりです。
離職率が低いのも、そうした社風の表れだと考えています。 -
前田さん
働きやすい環境ですからね。
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三村さん
育休もちゃんと取れますから。男性も、取得する人がどんどん増えていますよね。
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前田さん
私たちの時代は育休制度がなかったので、うらやましい限りです。私も取得したかった。
孫が生まれたら取れるんでしょうか。まだ先になりそうですが。
それにしても、社会の変化に合わせて柔軟に環境を整えてくれるのは、社員にとって本当にありがたいことですよね。感謝しています。
未来の麻生セメントを
担う皆さんへ
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前田さん
では最後に、これから麻生セメントを目指す若い方々へ、メッセージをお願いします。
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三村さん
営業の仕事は決して楽ではありません。泥臭さもあります。
ただ、麻生セメントには何世代にもわたってお付き合いを続けてくださるお客様がいて、共に歩んできた歴史があります。
人と真剣に向き合い、社会インフラを支える。そこに誇りを持てる仕事です。
挑戦する気持ちさえあれば、必ず成長できる環境があります。
これからの社会をより良くしていくために、一歩ずつ未来へ向かい、ぜひ私たちと一緒に進んでほしいです。 -
古賀さん
財務の仕事も、麻生セメントの規模だからこそ味わえる“おもしろさ”があります。
少数精鋭の組織なので、ひとつの領域にとどまらず、幅広い業務を経験できます。原価計算に携わったり、工場に足を運んだり、製造業ならではのダイナミックさも実感できます。
自分の専門にとらわれず、ぜひいろんなことに興味を持ってほしいです。
麻生セメントには、その挑戦を応援してくれる先輩が揃っています。
まずは、一歩を踏み出してみてください。 -
前田さん
私は以前、技術部門にいました。その立場から言うと、麻生セメントは若いうちからきちんとチャンスを与えてくれる会社です。外の現場で学ぶ経験も、主体的に挑む機会も、本当に多い。私自身、そういった経験をしっかり積ませてもらったからこそ、今につながっていると感じています。
多くのチャンスがある麻生セメントにご入社いただき、一緒に成長していけたらと思っています。
麻生セメントは、“人”の会社です。
技術や数字の前に、人と人の信頼がある。
一緒に未来を支える仲間として、ぜひ挑戦してほしいと思います。
未来の麻生セメントをつくるのは、これから入ってくる皆さんです。
今日はありがとうございました。