麻生セメントサステナビリティカーボンニュートラル実現に向けた取り組み

カーボンニュートラル実現に向けた取り組み

セメント産業のCO2排出構造

セメント産業は、社会インフラを支える一方で、製造過程で多くのCO2を排出する産業です。
日本国内では年間約3,250万トン(2024年度)を排出しており、
そのうち約60%が石灰石を焼成する際に発生する「石灰石由来CO2」、
約40%が燃料や電力など「エネルギー由来CO2」によるものです。

未来に向けた挑戦

麻生セメントでは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、地域に根ざした企業としての責務を果たしながら、
自社の強みを活かした脱炭素化の取り組みを着実に進めています。

リサイクル資源の活用拡大
廃棄物・副産物を代替原料・代替エネルギー源として再利用し、循環型社会の構築に貢献
省エネルギーの推進
設備の効率化・燃焼最適化により、CO2排出量を継続的に削減

麻生セメントの
カーボンニュートラルロードマップ

麻生セメントの主な取り組み

1. 省エネルギーの推進

燃料削減や省電力の取り組みにより、製造工程でのCO2排出を抑制しています。
設備更新や燃焼効率の改善など、工程最適化を進め、省エネルギー化と安定操業を実現しています。

主な取組例

  • 縦型ミルセパレータ更新による電⼒使⽤量約10%削減削減
  • 燃焼効率の改善による熱エネルギー使用の低減
  • プロセスの改造及び最適化を追求し、電力の省エネルギーでCO2の排出量を抑制

2. 熱エネルギー代替

廃プラスチックや木くず、廃油、下水汚泥燃料など多様な代替燃料を活用し、年間約3万トンを処理。
燃料代替率5割から将来7~8割を目指し、循環型社会と災害廃棄物処理に貢献しています。

主な取組例

  • 災害廃棄物木屑の受入使用による災害復旧支援と熱エネルギ―代替(熊本地震、阪神淡路大震災)
  • MBM(肉骨粉)処理によるBSE対策社会貢献かつ熱エネルギーの代替
  • 廃プラスチック処理能⼒の増強(年間処理量 約3万t)
  • BSF(下水汚泥由来バイオマス燃料)の受け入れ拡大(地方自治体など)

3.原料および混合材使用の最適化へ

高炉スラグや石炭灰などの廃棄物・副産物をクリンカ原料およびセメント混和材として活用し、天然資源の使用を抑制しています。
本来、廃棄される廃棄物を資源として再利用することで、CO2排出削減と資源循環を両立しています。

主な取組例

  • クリンカ比率の低減に向けた混合材利用拡大
  • 副産物や廃棄物に含まれる“脱炭酸済み”の原料を活用することで、石灰石使用量と追加的なCO2排出を抑制

4. 普通ポルトランドセメントの少量混合成分増量に向けたJIS改正

普通ポルトランドセメントに混合される副成分の上限を、従来の5%から10%へと拡大する改正を進めています。
この取り組みにより、製造時のクリンカ比率を引き下げ、CO2排出量の削減が期待されます。
また、廃棄物の安定的な再資源化を持続的に行うことが可能となります。
脱炭素化と資源循環の両立を図る、次世代セメントづくりへの重要な一歩です。

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